産後の鉄剤の副作用、下痢や便秘はいつまで続く?
妊娠中から貧血気味だったり、分娩時に出血が多くなると、産後に貧血になってしまいます。ヘモグロビンの数値が低く、貧血がひどい場合は鉄剤などが処方されることがありますが、副作用として下痢や便秘、吐き気などが起こることもあります。この副作用、いつまで続くのでしょうか。そして、鉄剤はいつまで飲み続ける必要があるのか見ていきましょう。
産後に鉄剤を飲んであらわれる副作用はいつまで続く?

産後の鉄剤の副作用、下痢や便秘はいつまで続く?
ヘモグロビンの数値が低く、貧血と診断された場合、点滴をしたり注射をすることがありますが、鉄剤を処方される場合もあります。
この鉄剤ですが、個人差はありますが副作用を感じる場合があります。
鉄剤を飲んで感じる副作用としては、こちらのような症状が挙げられます。
- 胸やけや吐き気
- 下痢
- 便秘
- 胃痛
- 頭痛
鉄剤の鉄が胃の粘膜を刺激するため、鉄剤を飲んだ約10%の方にこのような副作用が出る場合があるといわれています。このような副作用を感じる場合、鉄剤の量を減らしたり、食後に服用することで軽減できるようです。
体の不調を感じながら無理して飲み続ける必要はありません。副作用を強く感じる場合、医師にご相談くださいね。
どうしても鉄剤がつらい場合は、錠剤ではなく点滴や注射という方法もあります。
副作用がなくなる時期、というものはありませんが、医師に相談することで他の方法に変えることができます。我慢しすぎてストレスがたまらないようにしてくださいね。
鉄剤はいつまで飲むべき?

鉄剤はいつまで飲むべき?
鉄剤は飲み始めたからといって、次の日にすぐ貧血が改善するようなものではありません。鉄は徐々に体内に吸収され、体に十分な鉄が蓄積されるまでは2,3か月かかるといわれています。
医師の指示に従うのが一番のことはもちろんですが、2,3ヶ月ほど鉄剤を飲み続けると体の鉄の量を十分に増やしていくことができます。
この頃から貧血の症状も薄れてくることが多くなるかもしれませんね。
筆者は産後貧血になり、鉄剤を処方されていましたが、飲んでいた期間は2ヶ月ほどだったので、比較的短い期間かもしれませんね。鉄剤を飲む以外にも、食事も鉄分を多くとるように心がけていました。
貧血を改善していくには、じっくりと取り組むことが必要です。下痢や便秘などの副作用がつらいからと言って、飲むのを辞めてしまうと、治るはずの貧血も治らなくなってしまいます。
副作用がひどい場合は担当の医師に相談して、自己判断で鉄剤を飲むのを辞めてしまったりしまわないでくださいね。鉄剤の服用量、服用期間はしっかり守ってくださいね。
貧血が改善しても、繰り返してしまいそう、と不安を感じる場合はサプリメントやドリンクなどに切り替えて行くのも良いでしょう。毎日鉄分やビタミンたっぷりの栄養のバランスが整った食事を作るのも難しいですよね。
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